世界平和なんてどうでもいいから







学校に







行きたくないと伝えると







「世の中には学校にも行けなくて食べる物にも困っている人がいる。それに比べたら、あんたは幸せなんだから…







学校に行きたくないとか文句を言うな」









そんな言葉が返ってくる







あのね







私…不幸比べはしたくないの








どこかの誰かと私を比べないで








例えどこかに学校にも行けなくて







食べるものもなくて








住む家すらない人がいたとしても








私が学校でいじめられてて








つらいという気持ちは嘘ではないの








私より不幸な人がいるからといって








私が幸せだという証明にはならないの








どこかの誰かのつらい境遇を引き合いに出して









私のつらさを否定するのは









もうやめて








これじゃあ私・・・







どんなにつらい体験をしたところで







すべてこの世には私よりもつらい人がいるんだから・・・







それで話が終わってしまう








それじゃあ私








もう病気にでもなるか






死ぬくらいでしか







つらいという気持ちを





伝えられなくなってしまうから








どこかの誰かのつらさじゃなくて







私自身のつらさを見てよ





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