未来から下剋上しまーす!
『…それ、悲しいよ?莉茉ちゃん。
もう、いいや。
切り替える!
毎日沙耶のところ遊びに行けばいいもん!』
「いや、クラスの人とも仲良くしろよ!」
『無理だと思うなぁ!
だって、莉茉は暴走族だもの。
みんな怖くて話しかけたりしないでしょ?
一部例外なウザいファンクラブを除く。
それよりも、春希くんはどうだったの〜?
理系だから圭と一緒でしょ!』
「あれ?言ってなかったっけ?
俺、理系じゃないよ?文系」
『え?なんで?
前の進路希望のやつで理系って言ってたじゃん』
「んーまぁ、いろいろと?
訳ありで変えてもらった」
『まさかだとは思うけど…』
「そのまさかだったりして?」
春希の顔が段々ニコニコとして、莉茉の顔が段々曇っていく。