未来から下剋上しまーす!
「女ったらしですわね。
前までは蒼竜様のこと好き好き言ってたくせに乗り換えってやつですの?
教室でイチャイチャするぐらいなら保健室でやってくださる?
目に毒よ」
愛里須が驚いている春希の顔に向かってボソッと呟く。
「はっ?
どういう意味だよ」
…ブチンッ
録音レコーダーの電源が切れる。
「…みたいな感じですわね。
いかがでしょう?」
そう言いながら、録音レコーダーを圭に渡す愛里須。
「まぁ、役に立つかは分からんが、ありがたく頂戴しておくよ。
はい、お礼」
そう言って取り出したのは1枚の封筒。