未来から下剋上しまーす!
『…!
リュタ…』
「ごめん…なさイ…」
それは…顔を真っ赤に腫らしながら謝ってくるリュタだった。
「おいおい、感動の再会はいいけどよ…。
それは俺達に死んでからにしてくれよなぁぁああ!!!!!」
そう言ったのを合図に舞蝶の下っ端達が銃を持って少し離れていた蒼竜を囲むように立つ。
「蒼竜!!!!」
流石の仲間たちも慌てる。
黒竜が助けに行こうと動くと、
「おーっと、そこの黒竜さんよ…。
それ以上動くなよ?
動くとこの蒼竜に向いた手が引き金を引いちまう…!
俺は蒼水蓮の総長だけ殺れれば、他に興味はねぇんだよ」
「くっ…」
『…きったねぇ』
蒼竜はスゥッと息を吸ったかと思うと、リュタに向かい走り出す。