未来から下剋上しまーす!
…そこには肩を抑え、頬から血を流す蒼竜がリュタを抱え立っていた。
『…いってぇな……!!!』
「「「蒼竜!!!」」」
驚く舞蝶と総長達。
駆け寄ろうとする蒼水蓮の仲間達。
『動くなっ!!!!
リュタを持ってろ』
そう言って近くにいた黒竜に口をガムテープでとめられたリュタを渡す。
ハッと正気に戻り、睨む舞蝶。
「お前…なんで生きてやがる…」
『流石に俺だって馬鹿じゃねぇよ。
下っ端の奴らが公に出てるお前らに撃たないってことぐらい分かってる。
だったらお前らの近くにいればいいだけだ。
でも、おまえの下っ端、銃を扱うの下手なやつが多い。
おかげで当たっちまったじゃねぇかよ。
どうしてくれんの?』