未来から下剋上しまーす!


すると、肩を急に掴まれ前後左右に揺さぶられる。


ガクンガクンッ


「りーまー!りま!莉茉!莉茉!

対戦相手、莉茉だった!!!


うわぁ…どうしよう…クラスも応援したいけど莉茉も応援したいし…」


『っててて、首痛い!やめろ!』


「あ、ごめん…!あは!」


沙耶は慌てて肩から手を離す。

そして、首を抑えながら


『別にどっち応援したっていいんじゃない?

好きなのを好きな時に応援すれば…』


「うん!そうするっ!

あ、もう時間だね!


頑張れっ莉茉」


手をヒラヒラとさせて、コートに立つ。

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