未来から下剋上しまーす!
そのまま、蒼竜は2階の手すりを飛び越える。
「だめっ!蒼竜!!!」
『うっせぇ!たまには自分を気にしろ!』
蒼竜は沙耶を空中で捕まえる。
ダンッ
蒼竜は沙耶を姫抱っこした状態で着地する。
そして、ゆっくり沙耶を地面に下ろす。
『大丈夫か!?!
怪我は?』
蒼竜がそっと沙耶の頬に手を触れる。
「だ、大丈夫。
突き飛ばされただけだし…。
それより、蒼竜は平気なの?
私達の学校の体育館、普通と違って少し高さが高いのに…」
『大丈夫だよ!ホラ…っつ!?』
そう言って立ち上がりジャンプする。
すると、激痛が蒼竜の足に走る。
思わず顔をしかめる蒼竜。