未来から下剋上しまーす!
「蒼竜様が…」
「笑った…!微笑んでくださった!」
「やっぱり、蒼竜様好き♡♡」
後ろできゃあきゃあと叫ぶ女子達の声に耳を塞ぐ蒼竜。
「ったくもう…飴と鞭なんだから…。
ってか、いつの間にあんな規約があったのね…」
「まったく、そうだよな!
俺の出番とかねぇじゃん!」
そこへ圭がヒョッコリと顔を乗り出す。
「お前すっかりヒーローだよ。
沙耶を空中でキャッチして着地とか、王子かよ?!」
『じゃあ、お前下僕?』
「はぁ!?ふっざけんな!嫌だ!」
『冗談だって笑
それより圭。
テーピング貸してくれねぇか?』