未来から下剋上しまーす!


顔に滴る汗をぬぐいながら、必死にガードする。


『いや、違う…。

俺の動きが…悪い…。


思うように動かねぇ。
左足が足枷のようだ…。

重たい…痛い…。



…まずい。痛み止めが切れてきた。


こんな早く切れるはず…ないのに!



なんで…!!』


悔しそうに顔を歪める蒼竜。


「なんか、蒼竜様…調子悪いのかな?」

「すごい汗かいてるよ」

「なんか、顔も時々歪めてる…」


蒼竜ファンが心配そうにざわめく。


「……痛み止めが切れてる…」


圭がボソリと呟く。

< 215 / 373 >

この作品をシェア

pagetop