未来から下剋上しまーす!
「…別に。
ってか、り…伊吹さんこそ…、
怪我してるのになんで、誰にも助け呼ばねぇんだよ」
言葉こそ冷たいものの心配そうな声を出す春希。
その声がとても懐かしく感じた。
でも…
『…うるさい!ほっといてよ!
莉茉のこと好きじゃないんでしょう。
敵でしょう?
ほっといてよ』
君は莉茉のことが好きじゃない。
今更、本当の恋の嫉妬なんか知っても遅いんだ。
頑張っても意味ない。
振り向かない人を追いかけても無謀なだけ…。
一緒に居ても…苦しいだけ。
それなら、ほっといてよ。