未来から下剋上しまーす!
「おーぉ、やっと笑ったか、お前」
『え?』
「お前、笑う前までずっと死にそうな目してたぞ?」
『あー。
まぁね。
いろいろと…うん。
莉茉はクラス戻るよ。
じゃあね』
「見え見えだよお前。
女子の状態…莉茉の状態だとお前の考えてることすっげぇ分かりやすい。
まだ少し疑ってんだろ?俺のこと。
悪いけどお前…今無名なんだぜ?
興味ねーよ。
俺はただNo.1を叩きたいだけだ。
なんなら誓ってもいいぜ。
もし、今ここで俺がお前を襲ったら族の総長辞めてやるよ。
どうだ?1つ目の疑いは晴れたか?」
『まぁ、辞めるとか言ってるくらいだし…』
への字に口を曲げたまま、渋々頷く。