未来から下剋上しまーす!
「その経緯を話してあげるね!
未玖那先生の授業ー!
まず、伊吹さんがキレましたー!
伊吹さんが松葉杖を目に止まらぬ速さで動かし、夜斗を地面に倒す。
伊吹さんが地面に仰向けに倒された夜斗の喉元に松葉杖の先端を近付ける。
夜斗が土下座。
っと言った経緯でしたー!
みんな分かったかな?」
明後日の方向に解説している未玖那先生を冷たい目で見ながらため息をつく。
『はぁ…。
もう、帰るわ』
「あ、待って待って?
明日から足が治るまで夜斗のこと自由に使っていいよ?」
「はっ!?ちょ、何言ってんの!?未玖那!!!」
急に落とされた爆弾発言に慌てる夜斗。
『おー!本当?
じゃ、遠慮なく使わせてもらうね。
大丈夫。
悪いようにはしないから。
必ず、未玖那先生のタメになること…聞いといてあげるね?』
「わぁ、本当?
よろしくね!」
あっという間にガールズトークで盛り上がる2人。
「俺の数日オワタ…」