未来から下剋上しまーす！
「俺の話を聞けよっ！！
もう、ソラナのことは好きじゃない…ってか、俺はソラナのこと一回も好きになったことねーし！
勝手にあいつが話を盛って、カップルにしただけであって…俺は認めてないっ！！」
『そうやって…女の子に期待もたせるの良くないと思うよ？
そうすることで、何人の女子達が傷付いてると思ってるの？
やめた方がいいよ。
っていうか、莉茉のこと嫌いなんでしょ？
もう、構わないで』
すると、グイッと腕を引っ張られる。
『え？』
咄嗟のことで反応出来ない莉茉はズルズルと運ばれる。
そんなこともお構いなしに春希はズンズンと進む。
『ちょっとっ！！！！！
いたいっ！！！！
離してっ！！！』
そういうとピタリと止まる足。
ダンッ
莉茉の顔の横に手を当てる。
真剣な春希が莉茉を見つめる。
