未来から下剋上しまーす!
『…っ…頭が痛ぇ……。
身体もダルいし、フラフラする…。
雨の中歩いてたからかな…。
やべぇ…頭がガンガンする…。
獅鳳凰族…か。
流石に下っ端だけには任せられない…。
いくら下とはいえ、下級の連中とは違う。
そこそこ、強いのは分かってる。
恐らく、俺らを倒すことで名声を狙いたいんだろう…。
めんどくさいな…、延長戦になるとまずい。
あいつらは敵をいたぶり、最後に止めを刺す、タイプの族。
蒼龍になってすぐ倒すべきか。
でも、暴走したら…治せないし…。
ただでさえ、身体のコンディションが悪いってのに…。
ついてねぇな』
フッと自嘲気味に笑うと、桜竜が入ってくる。