未来から下剋上しまーす!


『うっ…ゲホゴホ』


膝から崩れ落ちると、視線の先に桜竜の手が見える。


『桜…竜…?』


ゆっくりと手を伸ばし、無気力に落ちている手を握る。


その手は動かない。


ゆっくりと辺りを見回す。






そこには天竜、銀竜、闇竜、黒竜。






誰も動かない。


誰1人として。



まるで、時が止まったかのように。

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