未来から下剋上しまーす!
慌てて懇願する圭にあっかんべーしながら莉茉が意地悪する。
『ふーんだ!いいもんね!
だって、圭は沙耶と同じクラスにはなれないもんね〜!べー!!』
「え?なんで沙耶ちゃんと圭同じクラスになれないの?」
『沙耶は文系。
バカ圭は理系なの!
だから〜、何を願ってもぜっーーーーたいに圭は沙耶と同じクラスにはなれないの〜!
だから、莉茉の方が何倍も有利〜!べーー!!!!』
「おっまえ!黙ってればそう、人をいじめやがって!!!」
『悔しかったら殴ってみろ〜!
出来るもんならね!』
今にも掴みかかりそうな勢いの圭をさらに挑発する莉茉。
「くっそ!まじでムカつくこいつ!」
拳をギュッと握って悔しそうにする圭を見て、ニッコリと笑う莉茉。
『ふー!ストレス解消終わりっと!
さ、クラス発表見に行こう!
莉茉、沙耶と絶対に同じがいいっ!』
「お前!ストレス解消って!!!」
そんな言葉をスルーして元気に3人の腕を引っ張りクラス発表の前に立つ。