桃色先生。
ドキッ
高崎は「ガキか。」と少し笑い椅子から腰をあげて、あたしに近づいてきた。

あたしはまだムスッとしたまま外を見ていた。

「…なんかあったら言えよ。無駄な心配ばっかかけんな。」

それだけ言い高崎はあたしの頭を撫でた。

なんで撫でられたかなんてあたしにはわからない。

ただ一瞬ドキッとした。

顔が赤くなるのがわかるくらい。
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