桃色先生。
早歩きのスピードをあげ、セカセカ急ぐ。

校門が見えてきたところで、校門前で大門が仁王立ちしているのが見えた。

やばやばッ!

パタパタと小走りに変えたら、大門があたしに気付いた。

「藤原ー!後20秒だぞ!」

大声であたしの名前を呼び、腕時計を見ていた。

20秒…。

ギリギリセーフ!?

微かな望みを持って走った。

「早くしねぇーとスタンプ押すぞ!コラァッ!」

早く走りたいのはやまやまなんだけどー!

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