桃色先生。
さえかは学校の先生の情報を結構持っている。

一部からは頼りにされて、また一部では怨まれて。

「スカした顔してるだけじゃん。」

眉間にしわを寄せ、さえかを見た。

「あはは。いずみが1番苦手タイプかもねぇ。」

両手をパチパチ軽く叩いてさえかが笑った。

笑い事じゃないのに。
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