桃色先生。
キーンコーンカーンコーン…。

授業開始のチャイムが鳴り、みんなザワザワ席についた。

「いずみ。次国語だね。」

「あたしには関係ないな。寝るもん。」

寝てなくても関係ない。

あたし達の国語担当は日下部っておじいちゃんみたいな。

高崎が来なければそれでいい。

そんな事を思いながら椅子に座り、イヤホン付けて音楽を聞いた。
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