桃色先生。
「おかしな面してんじゃねーよ。」

高崎は椅子に座りながらあたしを見た。

「ってゆーか。なんであたしはこんな所にいて、さっきあんたはどこに行ったの!?」

「お前は俺と話すためにここにいて、俺はさっきお前の担任と話したの。わかった?」

髪を上に掻き分けながら面倒くさそうに話す。

「…全く意味がわかんない」

ため息をつきながら考えた。

なんであたしがこいつと話さないといけないの!?

「理解能力低いんじゃねーの?」
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