starlight kiss～俺様御曹司と泣き虫姫君～

そのまま教室に向かう前に理桜は職員室に行った。

「３年１組姫野です。あ、先生。」
「お、姫野。おはよう。どうした？」
「話があって…」
「そっか？何だ。」

そうしておもむろに話し始めた理桜。ギィッといすに座っている担任に少し困り気味に理桜は切り出す。

「ここだけの話なんですけど…」
「あぁ」
「私退学考えてて」
「どうした！姫野なら何にも問題なんてないだろう。」
「…まだしっかりと決まった訳じゃないんですけど…実は昨日…突然なんですが父が…リストラで……その…」
「それで…学業を続けるのが困難と…そう言う訳か？」
「はい。」
「頭に入れておくよ」