starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
その帰り道、玄馬は理桜に問うていた。

「理桜…そんなに簾音のこと嫌いか?」
「え?」
「確かに時々迷惑なほどうるさかったりするし女の子に対しては結構な割合で口が悪いかも知れないが。根はそんなに悪いヤツじゃないんだけど」
「あのね玄馬…私別に簾音さんが嫌いな訳じゃないよ?」
「は?」
「だって今日初めて会って挨拶程度なのに好きも嫌いも解んないもん。」
「じゃぁなんで。」
「どっかのお嬢様とかお姫様でもない私にお付きの人とか執事とか…急に言われても…マンガやアニメとかなら良く見るけど実際よ?実感なんて無いよ…」
「そうかも知れないが…でも俺はさ…」
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