starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
そんな時だ。那玖留もお泊まりから帰ってきた。

「ただいまぁ!」
「あ、那玖お帰り!」
「りっちゃん、さっきそこで城崎先輩に会ったよ?」
「ん。送って貰っちゃったから…」
「そっか!ラブラブなんだからぁ」

そう言いながらソファに座った。しかしどこか浮かない様子の理桜に対して顔をのぞき込み那玖留は訪ねた。

「りっちゃん?どうしたの?なんかあった?」
「…ん。半年後には俺のところに来いって…」
「高卒で結婚なの?キャァー!いいなぁ。」
「直ぐ結婚って訳じゃないよ。玄馬の家だよ?結婚前に習い事みたいなのもあるよ…」
「そうなんだぁ。」

しかし笑いかけた那玖留。
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