starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「……」
「那玖?どうしたぁ?」
「りっちゃん怒るかも」
「何?…もしかして…」
「ん…」
「玄馬…なの?」
「え?」

その理桜の言葉に驚いたように呆気にとられた那玖留。その表情につられるように『え?』と返す理桜。その直後笑い出した那玖留は直ぐ続けた。

「違うよ、城崎先輩はりっちゃんのでしょ?城崎弟だよ…」
「えっ…弟って…えっと…悠馬君?」
「ん…」

俯いて頷いた那玖留。そんな那玖留を見つめて優しく笑った理桜は『そっか…』と呟いた。

「悠馬君のこと好き?」
「解んないんだよ…それに周りの子が好きな所あげれるのに私城崎君のどこが好きって言えないし」
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