starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
そう呟く理桜をバックミラー越しに見つめていた簾音。

「…ハァ…2人揃って世話の焼ける…」
「どうせお子様ですよ」
「姫?私別にお子様とは言っておりませんが?」
「……もぉ…」

そう呟くとどうにもならない気持ちを抱えていた。

「クリスマスまでもうそんなに日にち無いのに…どうしよぉ…」
「姫があげたい物をあげたらどうですか?」
「喧嘩してなお怒らせたらどうするのよ。」
「怒らせはしないと思いますが?」
「だって真っ白なセーターやふわふわのファーとかあげたって喜ばないわよ…」
「それが姫の欲しいもので?」
「そう言う訳じゃないけど…男と女じゃ違うって事!」
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