starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
それから日にちも経ち明日はクリスマスイブになるという時。理桜は那玖留と共にモールに来ていた。

「りっちゃんは決めた?城崎先輩の」
「……まだ」
「てかまだ喧嘩してたりするの?」
「…だって…」
「明日イブだよ?」
「解ってるんだけど…仲直りっていってもどうして良いか…解んないし」
「ふつうに謝ったら良いんじゃない?」
「私悪くないし…」
「悪いとか悪くないとか…そんなじゃなくて喧嘩して良い事ないし。」
「ん…」

どちらが姉でどちらが妹か…時として逆転してしまうこの姉妹。この間は理桜が那玖留のことを励ましていたのが今日は真逆だった。いろいろと見ながら話していた。
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