starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「私これにしようかな…悠馬君喜んでくれるかな…!」

そう言いながら那玖留はポンポンの付いたニット帽を選んでいた。しかし選びきることが出来なかった理桜。

どうしたものか…

どうするべきか…

このクリスマスで喧嘩が始まって…

だったらクリスマスで仲直りするしかないのに…

それは解っていてもその会うきっかけにするプレゼントが見つからない。

「りっちゃん、ちょっと休憩しよ?」
「ん…」

そうしてカフェに入って温かい飲み物を飲みながら少し落ち着きながら何が良いか考えだした。しかし何も思いつかない理桜は泣きそうになりながら俯いていた。
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