starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「りっちゃんも行くでしょ?明日」
「…どこに?」
「え、またまたぁ。悠馬君家。」
「玄馬の家?何で?」
「え?…呼ばれているでしょ?」
「なんも…」

そう話していた。そう、確かに那玖留は悠馬に誘われてクリスマスイブにパーティーをするからと誘われていたが理桜は誘いの『さ』の字も無かった。

「何でかな…やっぱり…もうどうにもならないのかな…」
「りっちゃん……そんな事無いよ!城崎先輩ならりっちゃんの事好きだよ!」

そういう中で涙をこぼしてしまった理桜。しかし我慢に我慢をするものどうにもならずにぽたりと落ちた。その時だ。『あ!』という那玖留の声に顔を上げた。
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