starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「那玖?どしたの?なんかあった?」
「ううん?なんもない。りっちゃん!あっちの方でさ、何かかわいいクリスマスのあったよね!」
「そうなの?」

しかしキョロキョロと目が泳ぐ那玖留を不思議に思って後ろを振り返る理桜。その時目に飛び込んできて見てしまったのは紛れもなく玄馬だった。次の瞬間にみたのは目を疑うような光景だった。

「あれって…」
「りっちゃん…大丈夫?」
「……別に…何て事無いよ…だからだね…きっと私にクリスマスのお誘い無かったの…」
「え?でも!なんか訳あるんじゃないの!?」
「訳なんか…無いよ…そんなの無い…」

そのまま立つとお店を出た。
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