starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
その日の夜に父は嬉しそうに帰ってきた。そう、まさかの早々に縁があったのか、仕事場が決まった。しかし今は有給中の身、仕事は来月から始まるとのことだった。

「おめでとう!」
「おめでと!パパ!」
「ありがとう。また父さん頑張るからな!」
「それと…」
「何だ?理桜。」
「私…いいよ?食事くらいなら…」
「え?」
「だから!城崎君との食事。パパの古い友達なんでしょ?なら仕方ないじゃん。」
「理桜…」
「お祝い!就職祝いだから!」

そう言うと俯いてリビングのソファに移動した。そのまま那玖留が傍に来て話しかけてきた。

「りっちゃん、ご飯楽しみね!」
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