starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「…何?」
「せっかく会えて…気付かないまま行くなよ…」
「戻ったらいいよ。一緒にいた女の人…待たせてるんでしょ?」
「なんか勘違いしてないか?」
「ほっといてよ…明日のクリスマスもあの人と過ごすんでしょ?私の事じゃまになったならそう言えば良かったじゃない。」
「一旦場所変えよう?」
「いい…私帰るから。」

そういうと玄馬の手を解いてその場を去った。背中を見送りながら頭を掻いて居た。そこにやってきたのはさっき玄馬と一緒にいた女の人だった。

「玄馬?追いかけなくて良いの?」
「…仕方ないだろ。追いかけたってまた腕振り解かれる…」
「私じゃまだった?」
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