starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「邪魔じゃない。何れはしっかり顔合わす機会がでてくる。それに話すタイミング逃して話してなかった俺も悪い」
「やけに素直ね。こんな玄馬初めてみる」

嬉しそうに話している女の人。そう、実は年の離れた実の姉だった。留学をきっかけに日本にいる時間のが短いくらいに外国で過ごすことが多い為か今まであってもなかった。しかも玄馬や悠馬も至って普通の事の為か理桜はおろか那玖留にも話はしていなかったのだ。

「りっちゃん…もう……りっちゃん?」
「…ッ……もぉ…だめなんだよ…戻れないんだよ………ッ」

涙を我慢して堪えながら足早にこのモールを出ていった。追求をすることなく…
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