starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「ん…でも私苦手なんだよね…城崎君…」
「そうなの?でも……」

そう話していると父の携帯がなった。遠くで話し声がしていたと思うと少しして電話を持ったまま父はソファに座っていた姉妹の所にきた。

「理桜、明日は用事あるかい?」
「明日は別に用は無いけど…」
「なら明日は空けといてくれるか?」
「うん…」

そうして再び携帯を耳に当てた。それから少しして電話が切れると笑いかけた。

「明日、日曜日だけど言っていた食事会…急だけど決まったんだ。」
「あ…そっか…うん…解った…」

そう言うと少しうなだれ気味に部屋に向かい何度目かになったため息を吐いてた。
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