starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「すまない、ありがとう。まさか忘れるとは」
「それは私の言葉でございます。何のために会いに行らしたのですか?」
「…全くだ」

そうして青山から小さな袋を受け取るともう1度玄馬は姫野家の中に入って行った。

「青山さん何だって?」
「俺の忘れ物。」
「忘れ物?」

そう言うと緊張した面もちのまま4人揃った所で理桜の前に袋から出して話し出した。

「理桜?これ…」
「あらあら…」
「え?ママ?」
「開けてみて?」

そうして箱を開けた理桜。しかしそこには何も入っていないただの空箱だった。

「何にも入ってないよ?」
「あぁ…」

スッと膝を着いた玄馬。
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