starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
次の日、そんなに気取ることなく普通の格好で理桜は両親に連れられて、城崎の家に向かった。

「そう言えば食事ってどこでするの?」
「いや、城崎の家でって…事になってるんだけど…話してなかったか?」
「聞いてないよ!」
「まぁまぁ、でも那玖留は残念だったね。部活なんて…」
「仕方ないよ。試合前だって言うなら。」
「そうなんだよね…」

そうこうし、車で30分位した頃か、ようやく城崎家に着いた。

「…にしても…でか…」
「理桜ちゃん…ッ」

少し慌てながらも緊張しながらチャイムを押した。

『はい?』
「あ、姫野ですが。」
『お待ちしておりました』
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