starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「何?」

そう言いすっと離れると理桜は軽く頬にキスをした。

「やっぱり用意できなかったの…でも大好きだって伝えたくて。」
「ありがとう…俺も…好きだよ…」

両手で包み、ゆっくりとキスを返した玄馬。ゆっくりと重ね合っていた時に"コホン"と小さな咳払いをした青山。

「失礼承知でございますますが、そろそろお時間でございます。」
「すぐ行く…」

そう答えるも玄馬は理桜を離せなかった。そうしてゆっくりと離れると名残惜しそうな顔のまま2人はパーティールームに戻った。来客も数名集まり始めていた。そこに玄馬と理桜が戻ると呼ばれていた。

「玄馬?挨拶を…」
< 196 / 246 >

この作品をシェア

pagetop