starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「あれ…お前確か……」
「よそ様のお嬢様捕まえて"お前"とは何事だ。」
「いや、だって…」

そう言いながらため息を吐いた玄馬。そんな玄馬と同様に理桜も小さくため息を吐いた。

「2人揃ってため息とは…」
「まぁまぁ、とりあえず食事しながらでも話してみたら何か変わるかも知れないだろうしね。」

そうして戸惑いながらも昼食を摂ることになった。それからも話は尽きなかった。しかしなぜか玄馬と理桜の間には…

会話がない…

・・……

無言のままだった。

そんな無言を砕いたのは玄馬の方だった。

「おい…」
「……」
「おい。」
「…え?あ、私?」
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