starlight kiss～俺様御曹司と泣き虫姫君～

口を濁らす先生達に対してきょとんとしたような表情の理桜。そんな理桜に対して言いにくそうにも口火を切った。

「姫野、いじめられてたのか？」
「何を根拠に…」
「そりゃ城崎のさっきの答辞だよ。」
「そんな事…今はもう大したことじゃないですよ？」

そう笑いかけた理桜。その時、水神がやってきた。

「姫野姉妹、いつも仲良いな。おめでとう」
「ありがと！ガンちゃん。」
「いやいや。」
「そうだ、ガンちゃん？もう私卒業なんだから来年からは姫野姉妹とかじゃなくて那玖留をみてね？」
「そうだなぁ。姫野妹って呼ぶ必要も無くなったわけだしな。」
「そうそ！」

無邪気に笑いかけた理桜。