starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「さぁな。」
「さぁ…って。」
「でも玄さっき『ドMだけじゃない』って言ってたじゃん?その子?」

言葉無いまま口角を上げニッと笑い交わした玄馬。 一方の理桜は質問責めに合っていた。

「城崎君と何話してたの?」
「皆の城崎君だよ?!抜け駆けしないでよね!」
「意味分かんない。私だって迷惑してるのに…」
「じゃぁ近付かないでね!」

それだけで済んでいたものの、日数が過ぎるとだんだん女の子達の行動はエスカレートしてきた。そんなある日、決定的な事が起きたのだ。それは体育の時間に起きた。

「マジ!?これ!」
「なんで理桜が城崎君のアド持ってるの!?」
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