starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「携帯……か」
「坊ちゃん、携帯が何か?」
「いや。気になる点があって…」
「…着きました。して坊ちゃん、ご無理はなさらずに…」

そう言いながらも屋敷の中に戻っていった2人。

次の日からいろいろと友人、周りに目を向けたりと玄馬は探り始めた。

「珍しいよね…玄がそんなに一生懸命なんて」
「翼…別に?」
「そんなに大事な子なの?」
「大事かどうかは解らねぇよ。ただいきなりなあんな対応への翻りはムカつくから。ただそれだけだ。」
「玄…全く…」

笑いながらもいろいろと遠巻きに理桜の様子を見ていた。そこで玄馬と一緒にいた翼は思いもよらない光景を見た。
< 39 / 246 >

この作品をシェア

pagetop