starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「…何でこんな無茶するのよ…痛い思いしなくて済んだじゃない」
「そんな事お前には関係ない。」
「それに!…それに私……」
「お前の意見は今要らない。聞けば大丈夫とか平気とかそんな事ばかりだ。」
「玄…矛盾じゃねぇか」
そう翼がぽつりと呟きながらもそんな事を聞かずに理桜を真っ直ぐ見つめたまま答えを待った。気付くと理桜はハンカチで巻いた玄馬の手を包み込むようにして握りしめ、俯いたままぽつりと呟いた。
「……城崎君…助けて」
「聞こえない、何?」
そういうと理桜の肩に頭を乗せ『何?』ともう一度聞いた。
「力……貸して下さい…負けないように…」
「そんな事お前には関係ない。」
「それに!…それに私……」
「お前の意見は今要らない。聞けば大丈夫とか平気とかそんな事ばかりだ。」
「玄…矛盾じゃねぇか」
そう翼がぽつりと呟きながらもそんな事を聞かずに理桜を真っ直ぐ見つめたまま答えを待った。気付くと理桜はハンカチで巻いた玄馬の手を包み込むようにして握りしめ、俯いたままぽつりと呟いた。
「……城崎君…助けて」
「聞こえない、何?」
そういうと理桜の肩に頭を乗せ『何?』ともう一度聞いた。
「力……貸して下さい…負けないように…」