starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「どうした?って……」
『何?』
「携帯…新しくなったから…その……」
『それだけ?』
「…あの……」
『わざわざ連絡ありがとう。おやす「待って!」』

玄馬の会話を遮るように理桜は待ったをかけた。その後の何ともいえない沈黙を守ったまま玄馬は理桜の言葉を待った。

『何?』
「今度の…パーティー…顔出すだけでもいい?きっと迷惑かけちゃうかもしれないし。」
『は?…迷惑?』
「ん…」
『何言ってんの?迷惑じゃねぇよ。』
「学校のとか…いろいろ来るでしょ?」
『呼んでねぇ。親父の関係で媚び売りの人たちはたくさん来るだろうけど。学校のは理桜だけだから。安心しろ。』
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