starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
プロローグ
「父さんな、会社リストラされてしまったよ…」
『え?』

ある日の夕方、珍しく父親は早くに帰ってきた為家族揃っての夕飯だった。そんな時に降って沸いてきた一言に家族全員の時間は止まった。

「またまたぁ!だまされないよ。」
「そうだよ!エイプリルフールでもないんだよ?笑えないよ!」
「せめて今月始めなら驚いてあげれたのに。」
「違うんだよ、理桜、那玖留…」
「お父さん…まさか本当なの?」
「あぁ…母さんにも迷惑かけてしまうな」

その顔は笑い飛ばした姉妹にも"真実"の2文字が一気に、しかし確実に頭を過ぎった。

「嘘…何で!?」
「どうなるの?」
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