starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「恐竜でございますか?はて…玄馬様お好きでしたかね…どうしてですか?」
「いえ…」

そう返した後きょとんとした顔を浮かべた。それもそう、今の会話の中で明らかな違いを聞き逃さなかった。それに気付いた青山は問うた。

「時に姫野様?いかがなさいましたか?」
「いえ…あの…変わったなぁって…」
「変わった?何がでございましょう?」
「城崎君のこと。この間まで"坊ちゃん"って呼んでたのに。でも今玄馬様って…」
「…あまり気付かれることはないのですが…そうなんでございます。18才の誕生日を境に坊ちゃんから名前で呼ばさせていただく事にさせて頂いてるのでございます」
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