starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
近くにいた父は笑っていた。理桜が来ていたのも父は気付いていたし、何度も玄馬の口から名前も聞いていた為だ。ましてや玄馬自体、その令嬢の事を好いていないというのも解っていたのだ。
それから皆へ向けた玄馬の挨拶の時間となった。

「本日はお忙しい中、僕の18となるバースディにお集まりいただきありがとうございました。僕自身最近では成長の糧となる女性にも出逢うことが出来、すばらしい1年になると思います。とはいえ皆様のお心に答えるべく自身の未熟な点を改善し悔いのない1年にしたいと思います。皆様には変わらずご指導ご鞭撻賜りますようお願いいたします。」

頭を下げた玄馬。
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