starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
そう話す玄馬の母は本当に嬉しそうだった。小さな変化ですら本当に心底喜んでいた。
「あの子と付き合う子って必ずどこかのご令嬢だったり、それも家目当てだったりってする方が多くてね。さっき泣きそうになられてた方もそう。純粋にあの子を好いてくれているのか解らなかった。でもあなたとあってあの子の口から"気に入った"なんて聞いたのは初めてだったの。」
そう、母が言っていたのは初めての食事会の時だった。家柄がどうとか、お金持ちがどうとか全く関係なく仕方なく行った食事会だった。それが玄馬にとって最大の転機の1つだったことに改めて理桜は知らされたのだった。
「あの子と付き合う子って必ずどこかのご令嬢だったり、それも家目当てだったりってする方が多くてね。さっき泣きそうになられてた方もそう。純粋にあの子を好いてくれているのか解らなかった。でもあなたとあってあの子の口から"気に入った"なんて聞いたのは初めてだったの。」
そう、母が言っていたのは初めての食事会の時だった。家柄がどうとか、お金持ちがどうとか全く関係なく仕方なく行った食事会だった。それが玄馬にとって最大の転機の1つだったことに改めて理桜は知らされたのだった。