starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
あまりの突拍子もない言い出された玄馬は唖然としていた。

「やっぱダメだよね…むし良すぎる…30位にもなれなか」
「ちょっと待て」
「え?」
「ずっとそれお願いにしようとしてたわけ?」
「ん…」
「呼べばいいだろ。てか呼べよ。」
「でも…いいの?」
「逆にさ、何でダメだと思うの?」
「だって玄馬君人気あるし…何度か……ッ」

そこまで言うと口を噤んだ理桜。その様子を見抜いた玄馬はじっと見つめて問うた。

「"何度か"…何?」
「あの…」
「隠すな。言って?」
「…何回か…呼び出されたりとかもあったり…」
「解った。そうか…」

そうしてふっと笑いかけた玄馬。
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