starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
姉妹が振り返ると学校内では知らない人は居ない位の有名な城崎兄弟がいた。

「いつ見てもかっこいい!」
「あの!城崎先輩!」
「は?何?」
「これ読んで下さい!」
「要らない」
「えっ…読むだけで良いです」
「それだけなら別に必要なくない?答え求めないならさ。」
「…ッ……」

鞄を肩に背負いながら女の子を交わしていく城崎兄弟。玄馬の後を体1つ空けて歩く悠馬は小さく笑いながら話しかけた。

「そう言わなくても。兄貴…」
「いらねぇ。だって俺の事見てる訳じゃねぇだろ。どうせ金だ家だだろうし。」
「確かに…」

そう言いながらも姉妹の横をすっと素通りした。
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