ずっと一緒にいたいのに
古賀 裕也(こが ゆうや)。


それが今、私の元から走り去った彼の名前だ。

彼とは、生まれた時から家が隣同士の幼なじみだった。

記憶のないうちから一緒にいたので、家族同然の存在だった。

小学校に上がっても、それは変わらなくて、毎日のようにお互いの家に遊びに行っていた。


隣に彼がいる毎日が楽しくて。

大人になってもずっと続くと思っていた。


< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop